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   [ボーダー新書08]沖縄人はどこから来たか(改訂版)


[ボーダー新書]沖縄人はどこから来たか(改訂版)
琉球=沖縄人の起原と成立
安里進・土肥直美著

考古学と形質人類学研究による「沖縄人起原論」最先端!
1999年に発行され話題を呼んだ本書が新書判になりました。新書化にあたり出土人骨の研究や喜界島の城久遺跡群の研究などその後の調査研究の進展を補足しました。
先史時代からグスク時代にかけて奄美から八重山に定住してきた人々を「琉球=沖縄人」と呼び、現日本人やアイヌ、港川人との関係を探ぐり、さらいにグスク時代に何が起こったかなどについて、考古学と人類学の専門家が対談を掲載。

新書版によせて
 本書は、一九九七年十月に行った土肥と安里の対談をまとめたものです。一九九九年の出版から増刷を重ねてきましたが、このたび新書版として出版することになりました。対談から十三年が過ぎているので、新書版にあたっては、新たに、「対談以後の調査研究の進展」を書き加えて最近の研究状況を紹介することにしました。また、旧版の明らかな誤りや語句を訂正したほか、研究の進展で主要な事実認識が変わったところには本文に※印で補注を加えました。
 図1(23頁)の「北海道・本土・沖縄の歴史展開の概念図」は旧版を修正した図に改めています。以上のほか、旧版に掲載した安里と土肥の論文を収録した「論考」は紙面の都合で割愛しました。


目次より
●対談 沖縄人はどこから来たか
   ―琉球=沖縄人の起源と成立―            安里進・土肥直美
                               司会 高良倉吉
 対談への期待―司会者のことば
第一章 起源論との出会い
第二章 日本人起源論と「琉球=沖縄人」
第三章 複雑でダイナミックな人の動き
第四章 港川人と「琉球=沖縄人」
第五章 グスク時代に何が起こったか?
まとめ―対談を終えて 
  参考文献 / 用語解説 

●対談以後の調査研究の進展
 琉球=沖縄人の人類学的研究            土肥直美
 グスク時代人の成立をめぐる考古学研究        安里進
参考文献


本書のオビに掲載されている「浦添ようどれ2号石棺の頭蓋骨(グスク時代人)」

「グスク時代人の特徴は貝塚時代人とはかなり違っており、日本本土の中世人と似ていることもわかりました。(中略)グスク時代人や日本本土の中世人は上から見た頭の形が長くなり(長頭化)、突顎(出っ歯)の特徴をもっています。」(本書より)

〈著書プロフィール〉
安里 進(あさと・すすむ)

1947年那覇市首里生まれ。琉球大学法文学部史学科卒業。大阪府教育委員会文化財保護課考古学技師、浦添市美術館学芸係長、浦添市教育委員会文化部長をへて現在沖縄県立芸術大学教授。
主な著書に『考古学から見た琉球史』上下巻(ひるぎ社、1990、 1991)、『グスク・共同体・村』(榕樹社、1998)、共著『沖縄県の歴史』(山川出版社、2004)、『琉球の王権とグスク』(山川出版社、2006)など。

土肥 直美(どい・なおみ)
1945年生まれ。熊本県出身。九州大学理学部生物学科卒業。1967 年より九州大学医学部解剖学部第二講座助手。1992年より琉球大学医 学部解剖学第一講座助教授。2010年より琉球大学医学部非常勤講師。2011年より名桜大学客員研究員。専門は形質人類学。
主な論著に、共著『人間史をたどる』(朝倉書店、1996)、共著『骨の事典』(朝倉書店、2003)、 共著『沖縄県史 各論編2 考古』(沖縄県教育委員会、2003)、共著『やわらかい南の学と思想―琉球大学の知への誘い』(沖縄タイムス出版、2008)など。

〈司会〉高良 倉吉(たから・くらよし)
1947年、沖縄県伊是名島に生まれる。愛知教育大学卒業。
現在琉球大学法文学部教授。




・ 型番
978-4-89982-216-5
・ 販売価格
1,080円(内税)
・ 購入数