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   沖縄の御願(ウグヮン)ことば辞典 


高橋恵子 著 四六判 368 頁

「ウグヮン」「ユタ」「チジ」「ヒヌカン」など暮らしの中に息づく民間信仰語1290語を詳しく解説。索引付き。

沖縄の民間信仰について詳しく知るのに欠かせない一冊。神人から民俗研究者、一般の方まで役に立つ、言葉の意味や御願の方法を詳しく解説した辞典。
例えば、「ユタ」という言葉はよく聞く言葉であるものの、その本質や内容についてまで詳しく説明するのは大変難しい。「ユタ」の項の一部を抜粋掲載してみる。

735 ユタ〈巫女〉 占いをするみこ(巫女)。神や例に仕え、霊感を通して人に教えをする人。神や精霊などの超自然的直接的な交渉(例えば口寄せなど)ができる特殊な能力を持つ人。ユタになる人は①幼少の頃からサーダカウマリ(神や霊といったことに感じやすい生まれ)と言われるような人であること、②・・・(以下略)


[目次]
序(外間守善)
まえがき
凡例

第一章 神仏と悪霊 
一、神・祖先・精仏
(1)神に関する語彙
天や自然現象に関係する神/場所・方角に関係する神/地位・職掌に関係する神/先祖・姉妹に関係する神/仏教・道教に関係する神
(2)祖先・位牌に関する語彙
祖先に関する語/位牌に関する語
(3)門中・一族に関する語彙
(4)精・魂に関する語彙
二、悪霊・火の玉
(1)悪霊・魔物に関する語彙
(2)火の玉に関する語彙

第二章 聖所と墓
一、聖所
(1)神・霊のいる場所に関する語彙
二、墓
(1)仏壇・墓に関する語彙

第三章 加護と霊障
一、加護
二、霊障・災い
(1)霊障に関する語彙
(2)災いに関する語彙

第四章 運勢・予兆
一、運勢
二、予兆・厄

第五章 禁忌
一、神仏の放置
二、神仏の苦悩
三、神仏の混同
四、その他の禁忌

第六章 諭しと占い
一、神仏の諭し
二、占い
(1)占いに関する語彙
(2)占いの御帳簿に関する語彙

第七章 聖職者と衆生
一、聖職者
(1)村や門中の奉仕者に関する語彙
(2)宗教的職能者に関する語彙
(3)神の地位・役割に関する語彙
二、衆生

第八章 信仰と御願
一、信仰
二、御願
(1)御願一般に関する語彙
(2)御願の種類と方法に関する語彙
立願の御願/旅立ち・健康の御願/お祝いの御願/感謝の御願/事物の完了の御願/お詫びの御願/日延べの御願/御通しの御願/縁を解消する御願/魂を込める御願/案内の御願/先祖供養の御願/洗骨・法事の御願/霊を仕立てる御願/縁を結ぶ御願/霊を分かす御願/払いと返しの御願/神・チジの乞い下げの御願/苦悩・位牌・墓の解きの御願/魂を招く御願/ヌジファの御願/願いを解く御願
(3)御願の供え物・道具に関する語彙
米に関する語/線香・香炉に関する語/御願に使用する神に関する語/その他の供え物に関する語/御願の分担金・道具に関する語

第九章 魔除け・まじない言葉
一、魔除け
二、まじない言葉

エッセイ
引用・参考文献
語彙索引

著者紹介
高橋 恵子
1946(昭和21)年3月、本部町に生まれる。
1971(昭和46)年3月、国際大学文学部国文学科卒業。小、中、高等学校の図書館司書を経て、現在、塾講師。沖縄文化協会会員、沖縄学研究所所員。
著書に『沖縄の御願〜神グチ・民間信仰語をかがる〜』(ひるぎ社、1988)、『暮らしの中の御願』(ボーダーインク、2003)論文に「沖縄の民間信仰語」(『沖縄文化』第19巻2号)がある。
1988年、沖縄文化協会賞(金城朝永賞)、沖縄タイムス出版文化賞受賞。


■発行:1998年1月20日

・ 型番
4-938923-58-0
・ 販売価格
3,888円(内税)