• 『記憶を刻む家づくり』照屋寛公著

『記憶を刻む家づくり』照屋寛公著

978-4-89982-269-1

1,650円(内税)

定価 1,650円(内税)

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『記憶を刻む家づくり おきなわの風土を楽しむ』
照屋寛公
四六判 176頁オールカラー

ライフスタイル、風土に合った
家づくりを楽しむ

全国住まいのリフォームコンクール八回受賞の沖縄の建築家が、

建築設計、民俗学、歴史的建築物の保存活動、そして生まれ育った八重山への思いを綴ったコラム&フォト。

オールカラーで、沖縄の風土に根ざしたモダンな建物と、ライフスタイルにおうじた家づくりの様子が展開されています。

住宅づくりから生活の楽しみ方まで、様々な角度でくりひろげられる、いろんなヒントが織り込まれている、名コラム。

建築家みずから撮った写真も鮮やかで楽しめます。


●目次
リフォーム全国賞と台湾の神 
東シナ海を望む家
住み継ぐ家   
趣味空間を創る 
伝統家屋をヒントにして
柱のキズの話  
限りある資源  
リフォーム考    
 リフォームに共通の誤り/リフォームは拙速を避けて/「減築」で快適な家に/応接間と居間/四度リフォームの家
建物の健康を考える  
 建物の建康チェック/中古住宅購入のチェック/我が家にも修繕積立費
大海原を望む家   
西日のあたる家 
竹林のある家  
光井戸のある家  
市松模様の家  
中庭が結ぶ親子の家  
フォークシンガーの家
KID頃を楽しむ家
夕暮れライブのできる家
ルーフガーデンを楽しむ
住宅密集地に快適な家 
開放的な中庭  
「壷庭」の起源   
南にまなざされた家  
「玄関」のない家  
時代が求める住まい
分棟の家    
古井戸を今に生かす
借 景     
昨今建築事情    
つくり過ぎない建築/建築の流行を考える/ゆとりのある家づくり/食卓と家族
階段空間を楽しむ  
棟上げと餅まき 
家に福をもたらす神
ヒヌカンは必要か?  
お墓と座の暮らし
風土と建築   
赤瓦屋根の景観 
風水のはなし  
昔の家屋と現代の暮らし
天災は忘れた頃に……
ゴーヤのカーテン
冷房排水の有効活用
採れないゴーヤ 
地球の賞味期限 
八重山童憧抄    
停電の思い出/メジロ籠の思い出/馬盗人とスローライフ/海砂と少年のいたずら/建築設計との出会い/「野底マーペー」考/『竹富島』 自然体のコミュニティ
正月飾りの思い出  
うだつが上がらない
少年の夢と家づくり
街を綺麗に    
穴の話    
風景にとけこむ建築
大志を抱かせた建築
後世に残すべきは
文化的建築のゆくえ
建築は街の記憶装置
奉安殿という建築
建物の保存と文化遺産
工場跡地が森になった
防災意識の重要さ
記憶と記録の貴重さ
伊勢神宮と式年遷宮の意義
街全体が美術館 
再生した五八年前のピアノ
杜の都と建築   
奈良ホテル   
五感で感じる保育園
魅力ある街並み 
シュガーホールの余韻

●著者プロフィール
照屋寛公(テルヤカンコウ)
1957年 石垣島新川生まれ
1976年 八重山高校卒業
1982年 明治大学工学部建築学科卒業
1996年 建築アトリエTreppen(トレッペン)開設

【所属】
一級建築士/日本建築学会会員/日本建築士会連合会会員

【受賞歴】
『全国住まいのリフォームコンクール』8回受賞(1998年〜2014年)・『海んちゅの家』『第28回日本建築士会連合会会員作品展』優秀賞(2000年)・『古島団地建替』 『第9回沖縄県建築士会主催設計競技』佳作(2002年)・『パティオが結ぶ親子の家』、 『第2回住宅建築賞』奨励賞(2003年)・『母子未来センター』 、『第10回沖縄県建築士会主催設計競技』優秀賞(2011年)、『三原聖ペテロ聖パウロ教会』『日本聖公会主教座聖堂設計競技』最優秀賞(2011年)
第27回CoralWay写真コンテスト(JTA)垂見健吾賞(2014年)

新石垣市立八重山博物館基本構想検討委員(2013年度〜)
琉球大学建設工学科非常勤講師(2001年〜2006年)
石垣市景観形成審議会委員(2007年〜2010年)
沖縄民俗学会会員(監査役)・沖縄・八重山文化研究会会員
沖縄で奄美を考える会会員

●2015年2月初版第一刷発行